物事を一面でしか捉えられない大人に勉強を教わる子供の未来って不安しかない…。

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世の中、物事を一面だけで捉えてしまい、本質を掴めない人って多いなって思いません?

とあるカフェで作業していた時のこと。隣の席に座っていた女性二人組がものすごく楽しそうな話をしてて。「めっちゃ混ざりたい!その話めちゃくちゃ広がるよ!」って思ったんだけど、さすがにね。知らないおっさんから話しかけられたら引くよね。ドン引き。めっちゃ参加したかったんだけどなー。

なので「悪いなー」と思いながらも聞き耳立ててたんですけどね。

物事を一面でしか捉えていない『大人』がいた

話のテーマは『学習塾における英語教育の現状』ってところでしょうか?まぁ、そんなテーマでは話してなかったですけどね。ふたりにとってはただの雑談なんでしょうけどね。

「塾では未来形の”will”と”be going to”を同じものとして中学生に教える。でも実際はニュアンスが違くて、”will”は不確定未来、”be going to”は確定未来なのに、中学生に同じって教えるのは違和感。大学ではニュアンスが違うって言われたのに」

「中学生には違いが難しいから教えないんじゃない?私も頭よくないから違いわからないし、中学生には早いから塾でも教えないんだよ!解決!!」

…えっ?その結論で終わり?

いや、いいんですよ。正解なんて無数にあるし、「中学生には理解が難しい」っていうのも事実。なので、中学校の授業では詳しく説明しない。(でも学校の先生は、ちゃんと説明してるんだけどね)高校生になるとニュアンスの違いが教えられる。正解です。

でもさ、それで「解決!」ってどうなの?本当にそれで終わりでいいの?もっと違う理由を掘り下げないの?

ぼくは、その話の結論付けが一番違和感だよ?

どうやらふたり組のうち、ひとりは塾講師の様子。個別指導。今回の話は完全に『中学生の教育』って観点から切り込んでるけどさ、『なんで学習塾は違いを教えない方針をとってるんだろう?』って部分をもっと考えてもいいんじゃない?塾で働いてたら違う側面が見えてもいいんじゃないかなって思うんだけどね…。

『学習塾』の存在理由ってなんだろう?

その『本質』について触れてほしかったな。学習塾の存在理由は、『通ってくれる子供たちの成績をあげて、希望する高校に合格させること』なんだよね。それが保護者に求められていることであって、保護者の人は決して『正しい知識』を求めてはいない。もちろん『正しい知識』が身につくならそれに越したことはないんだけど、『成績があがる』っていう前提が破綻してたら、『正しい知識』なんて必要ない。

「お母さん、成績はなかなか上がってませんが、willとbe going toのニュアンスの違いはわかってくれました!他の生徒はわかってないケースが多いんですよ!これはすごいことです!」

なんて熱弁しても、肝心のテストで未来形がボロボロだったら…。

「いや、そんなことよりも成績あげろよ!」

ってなりますよね?

だから学習塾は『成績をあげる』システムに特化させて運営する。そのニュアンスの違いなんて高校合格に必要ないんですよ。必要のないことはやらない。もっとやることが他にあるから。

「だから教えてないんじゃない?」

って話に持っていってほしかったなぁ。そうすれば、

「でも、学習塾も変わらないといけないと思うんだ。だから…」

って話に転換できるじゃん?もったいない。

やっぱり物事を一面で捉えて決めつけちゃう人って怖いなって。

物事を一面だけで捉えることの恐怖

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物事を一面だけで捉えることの恐怖に関しては、こちらの記事でお話ししています。

関連記事:「勉強なんてしなくたって余裕で生きてける」って勘違いしてるきみたちへ

世の中には、たくさんの抱えきれない情報が出回っていますよね。それはもう”情報の洪水”のごとく。僕たちは、その情報の洪水の中から、必要な情報をピックアップして知識に変えていくわけです。

ただ、世の中に出回っている情報は、”全体の一部”でしかありません。誰かが誰かのために都合よく情報を切り取って見せているだけだったりします。

僕たちは、その情報たちを鵜呑みにせず、多角的に物事をみて判断する必要があります。

物事を一面だけ拾って、わかったような気になってしまうのはとても危険で恐怖満載なわけです。

でもね、「んなこといっても、多角的に物事を捉えるってなんなんだよ!」って話ですよね。

「サラッと言いやがって、結局”多角的に物事を見る方法”を話してないじゃないか!」ってね。

なので、今回は物事を多角的に見る方法をきくつかのケースで紹介しようと思います。永久保存版だぞっ!

ケース1 さわやかなCMが流れる企業の実態は?

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テレビで流れるCM。CMを見ることで、その会社がどんな会社なのかを想像することってありますよね?例えば、スポーツ飲料で有名なある企業のイメージ。

  • 青春・爽やか
  • クリーン・清純
  • 元気ハツラツ・活発

この企業のCMに起用されたタレントは、今も昔も清純派が多いですね。男性だと福山雅治さん、玉木宏さん、香取慎吾さんだったり、女性だと森高千里さん、綾瀬はるかさん、川口春奈さんだったり。透明感のある好感度の高いタレントさんです。CMソングも爽やかな曲とアーティストが多いですね。Mr.Childrenだったり福山雅治さん、ポルノグラフィティだったり。

同じ企業で提供している炭酸飲料のCMに起用されたタレントさん・スポーツ選手も爽やかなイメージが強いですね。読売巨人軍の練習風景(国民的アイドルの曲が頭に流れますね)だったり上戸彩さん、櫻井翔さん。

クリーンで爽やかなイメージが先行します。結果、「この会社ってすごく風通しが良さそう!」っていう印象が残るわけです。

CMを通して、企業のクリーンなイメージも植え付けることに成功です。

ただ、実際の職場環境ってどうなんでしょうか?

この企業は、クリーンなイメージとリンクするかのように、実際に働きやすい職場のようです。産休・育休の取りやすい職場環境と聞いています。が、実際のところはわかりませんよね。働いている人にしかわからないような内部情報は外には伝わらない。

同じように”楽しそうな、和気藹々とした雰囲気”をイメージで醸し出していたのは、大手レコード会社。

最近は、労働問題で叩かれてますね。実際のイメージと懸け離れた問題が起きてます。

CMという一面だけで、すべてを判断することの難しさがここにありますね。大手レコード会社という一見クリーンに見えた企業も裏側を見てみるとブラックだったりします。(それすらもフェイクな可能性がありますが)

ケース2 「居酒屋バイトは就職活動に絶対的に有利だ」という記事

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こんな記事がありました。


僕のツイートも入ってますが、居酒屋でのバイト経験は、確実に就活に活きます一部の学生にはね。僕も飲食店の経験がありますが、バイトリーダーで店を引っ張っていた学生は有利でしょう。主体性がありますからね。

でもね、そんな学生なんて、ほんとに一部だけなんですよ。ほとんどのバイトは、決められた時間、決められたことをやって、決められた時給をもらう。これだけです。それ以上をやろうとは思わない。だって、割に合わないことばかりだからね。

では、なぜこの記事はここまで居酒屋バイトを勧めるのか?

この記事の裏で喜ぶのはいったい誰なのか?

ここまで考えてみましょう。物事を多角的にみるというのはこういうことです。

居酒屋だけでなく、飲食業界の人員不足は深刻です。ほとんどの人が「飲食店はブラック」というイメージをすでに持っています。結果、バイトの募集をかけても人が集まらないんですね。

でも、「居酒屋は就活に有利だよ!内定たくさんもらってる学生は居酒屋バイトの経験があるんだよ!」と情報を拡散すると、どうなるでしょう?

そうですね。就活で成功したい人は居酒屋でバイトしますよね。

これ、優秀な学生は居酒屋バイトしないんですよ。どちらかというと、”ちょっと背伸びして自分を良く見せたい層”が居酒屋に集まります。

ってなると、居酒屋はバイトの人員も確保できるし、ちょうどよく使えるバイトが手に入って、店舗運営がしやすくなるんですね。

この記事で喜ぶのは、就活を目前に控えている学生じゃない。人員不足で悩んでいる居酒屋です。ということは、この記事は飲食業界の人との何かしらのつながりがあるんじゃないかって予測できるわけですね。角度を変えれば、見えなかったものが見えます。

でも、この記事は比較的わかりやすいほうかな。

ケース3 高齢者の自動車事故は本当に増加しているのか?

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最近、ニュースで「高齢者の自動車事故が急増」ってよく聞きますね。ニュースだけ見ていると、ここ最近で事故が異常に増えている気がします。

となると、「高齢者の自動車運転は危ない!免許を返納しろ!」とか「自動ブレーキ装置のついた自動車の開発・自動運転の自動車の普及が必要だ!」っていう声が多くなります。

僕も、安全面を考えて、自動ブレーキ装置。自動運転の自動車の普及は急務だと思っています。高齢者の運転に関わらず、ね。

でもね、本当に高齢者の事故って増えてるの?

確かに実数は増えています。が、高齢者の人数が増えているためであって、実際の事故率は減少しているんですよね。調べてみると。

なのに、報道は加熱している。これは何か裏で大きな力が働いているんじゃないかと予測できるわけです。

高齢者の事故が多い→高齢者でも安心して運転できる自動車が必要→自動ブレーキ・自動運転システム搭載の自動車の開発が急務→「高齢者よ、この車買え!」って具合に、自動車産業の利益を優先した何か強い力が働いているのかもしれません。

自動車会社がテレビ番組のスポンサーになっていたら、その可能性もあります。

可能性の域を超えない、断定できないことですが、物事を多角的に見て考えるというのは、「なぜ?」「どうして?」を繰り返すことが大事です。

ケース4 キンコン西野さんが”えんとつ町のプペル”を無料公開した理由は?

ここまでくれば、もうおわかりですね。

ネットではいろんな議論がされてます。賛否両論ですね。この内容に関しては、違う記事でお話ししているので、そちらを読んでもらえるといいかなと思います。

関連記事:絵本を”無料”にすることで本当に得をするのは誰だ?

「”無料公開”をすることで、確実に得をする人がいる」ということ。そこに絡んでいくことで、その人にもなにかしらの利益があるということ。

”善意vs善意”からの一連の炎上も、実はビジネスとして成り立っているということです。

ここへの感度の高さがあるかどうかで、ビジネスの成功・失敗が変わってくるんです。結局、西野さんも声優さんも、うまいこと言ったわけです。

物事を多角的に捉えることで人生を豊かに

これも

関連記事:「勉強なんてしなくたって余裕で生きてける」って勘違いしてるきみたちへ

で書いた内容と重複しますが、そういうことです。

多角的に見ることができない人は、必ずどこかで損をしてしまいます。いや、むしろ損していることすら気づかないかもしれません。

そんな人生嫌ですよね。

いまからでも遅くないですよ。物事を多角的にみる練習をしてみませんか?

こちらの書籍もオススメです。

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