”部活指導員を正式な学校職員とする省令”による働き方や地域との連携の可能性の拡大について

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SNSフォローボタン

フォローする

images (4)

こんにちは、りむです。

14日付で、文部科学省から”部活指導員(外部コーチなど)を正式な学校職員に”という省令が出されましたね。

文部科学省は十四日、中学校や高校で部活動の指導や、大会への引率を行う「部活動指導員」を、四月一日から学校教育法に基づく学校職員に位置付ける省令を公布した。指導員を部活動の顧問とすることもできる。部活動は教職員の長時間勤務の要因の一つとなっており、文科省は教職員の負担軽減を図りたい考え。
現在も外部から招いた人材を部活の指導者としている学校はあるが、法令上の立場が明確ではなかった。このため、土日に行われる試合では、引率者を原則教員に限るとする中体連や高体連、高野連など大会主催者側の規定で引率できず、顧問の教員らが付き添っている。
今後は、引率が学校職員としての部活動指導員の職務となる。中体連なども規定を見直して、大会での引率を認める方針。
文科省は十四日付で各都道府県教育委員会などに、勤務形態や報酬など必要な規則を整備するよう求める通知を出した。学校に対し、部活動の教育的な意義や体罰の禁止などの理解を促す研修の実施を要請。練習時間や休養日を適切に設定することも呼び掛けた。
松野博一文科相は十四日の閣議後の記者会見で、教職員の長時間労働の是正を目指す考えを改めて示し「まず部活動に関して適正化をしていく」と述べた。

部活指導員を来月から学校職員に 教員の負担軽減へより

この省令によって

  • 学校教員の働き方の改善
  • 地域と学校の連携の強化

への大きな一歩が踏み出されました。

これからの社会にとって、この省令はぼくたちの”働き方”の可能性も広げてくれるようになります。



学校教員の心の余裕の確保

いままで、学校教員として仕事をする上でネックとなっていたのが”部活に縛られる時間の長さ”でした。

”公立中学校教員の実情”一部の人の話だけど参考にはなると思うよ!という記事でも紹介していますが、部活、特に運動部の顧問になると物理的に土日の休みが仕事になります。

学校での練習日なら午前中に終わらせたりすることも可能でしたが、練習試合・公式試合・遠征などが絡むと、実質的に1日仕事になってしまう

結果、年間の休日は実質20日を切るという学校教員も多いのが現実です。

ここまで休みがないと、いくら

「子供が好きで、子供のために頑張りたい!」

と思っている教員の方でも心が折れてしまいます。先生も人間ですから、疲れは溜まりますし、人間関係でのストレスも抱えます。時にはひとりになりたいときもあるでしょうが、それすらも許されません。

時間がない=余裕がない。

自分の好きなこと、やりたいことに時間を割くこともできずに、ただ教育現場に対して自分を犠牲にしつづけてきたのです。

今回の省令が世間に広まると、外部コーチが部活に対して抱えられる責任の範囲が広まります。

部活の遠征などの引率も外部コーチ(学校職員として認められるので、もはや外部ではないですね)が行うことができるようになるので、土日にしっかり休むことができるようになります。

いままで犠牲にしてきた自分の趣味ややりたいことに時間をかけることができるようになります。教員という仕事がやりがいのほとんどを占める場合は、余裕を持って授業の準備ができますね。

学校教員の心に余裕ができるということは、教員の離職率を減少させることにもつながります。激務に耐えられず、カラダを壊してしまって働けなくなったというじれいも減少することでしょう。

学校教員の追い風になれ!

教員志望者が安心して教員採用試験を受けられるようになる

教員採用試験の倍率は、どの自治体も非常に高い状態が続いています。

なので、倍率だけ見ると、

「教員は激務って言っても、結局は人気の仕事なんじゃん」

って思う人も多いでしょう。

でも、実は学校教員の現状を知っていて、その状態がネックになって一般企業に就職するという教員向けの優秀な人材もいます。

こういった公教育の現場を敬遠していた人たちが、省令によって働きやすくなる教育現場に戻ってくるようになる可能性があります。優秀な学校教員が増えることによって、日本の教育も発展することは間違いありません。

この省令は、現状の学校教員への配慮のみならず、未来の優秀な教員を確保する施策でもあるのです。

なので、今後は教員採用試験の倍率も上昇傾向になることでしょう。目指すならいまだよ?

部活の顧問をやりたい人も多い

実は、学校教員ではなくても、

「部活の顧問をやってみたい!」

っていう人は結構います。ぼくもその中のひとりです。

学生時代に部活に打ち込んできた体育会系の人は、後輩指導を通して、”教えることの楽しさ”を知っています。

仕事で、その才覚を発揮している人もいると思いますが、学校で子供たちに”自分が身につけてきた技術”を継承したいと思っている人もいるんじゃないかな?

そんな部活の顧問に憧れている人たちにとっても、嬉しい追い風となるんじゃないかな。

フリーランス(複業)のひとの可能性の拡大

そして、これ。ぼくが一番話したかったのはここです。

野球やサッカーの強豪校だと、部活動顧問の他に”監督”と呼ばれる外部コーチが存在します。野球が一番わかりやすいかな?

甲子園常連校になると、選手をいろんな地域から集めますよね?それに加えて、監督も外部から招聘しています。

でも、公立中高で外部の監督を招聘しているところなんて基本ないんです。学校教員が顧問兼監督です。私立はお金がありますからね。実績のある監督をお金で呼び込むことができるんです。

では、公立中高は、この省令をどう生かすのか?

となったとき、地域の指導者を募ることになると思います。ほとんど予算をかけられないので、ボランティア程度の報酬で招聘することになるでしょう。

ただ、地域の方々にお願いするにしても、ほとんどの方が仕事をしていますよね?平日は部活に参加することはできないし、土日だって常に参加するっていうのは難しい。コーチをお願いするにしてもお願いできる環境が整っていないため、このままでは現状は変わらないわけです。(高齢の方にはお願いできるかもしれませんが、技術的な部分での指導は難しいかもしれません)

それでも地域の子供たち、そして公教育現場で働く先生たちに協力ができる可能性です。この省令をなかったものにしないために立ち上がれるのは誰か?

そうです。それは、時間に余裕のあるぼくたち”フリーランス”の人間なんです。

ぼくたちが率先して地域と学校を結びつける

結果、フリーランスの方々にとっても、”学校”と”地域”両者と結ばれる環境を手にすることができるのです。

フリーランスとして、仕事の幅が広がると思いません?ワクワクしませんか?

ぼくはかなりワクワクしています。地域の中学校に”部活職員”として関わりたい一心です。

新しい働き方が各方面に拡大するね!

これからの時代を象徴するように、仕事の仕方の変化が公教育にも現れ始めています。

ぼくたちは、

  • このまま静観する
  • 積極的に参加する

ふたつの選択肢を持っています。

国が重い腰をあげました。教員のために、現場を変えようとしてくれました。だったら、積極的に参加していきましょう!

今回は、このへんで!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする