メルカリが『現金売買』を容認してるんだけど…これってどうなの?

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みなさん。メルカリって使ってます?

フリマアプリでは最大手。スマホアプリをインストールして使っている人も多いですよね。スマホで使えるフリマアプリって言えば、メルカリオークファンあたりが一番利用者が多いのかな?

フリマアプリって便利ですよね。費用になった物をその場でフリマにあげて売れるし、欲しい物が安く手に入ったりするし。スマホひとつで気軽に売買ができるので、こういったサービスが増えるのは嬉しい限りです。

そんなメルカリで「これってどうなの…?」っていう出品商品が…。

最近はZOZOタウンの”ツケ払い”も問題視されていたり、お金に関する問題が多いので、ちょっと思うところを書こうと思います。

《プロローグ》この問題を見逃せなかった理由

メルカリの『現金売買』について話す前に。ぼくが「この問題を見逃せなかった理由」を少し話そうと思います。

ぼく自身、ものすごい正義感が強いわけではありません。だいたいのことは、「自己責任なんだから関係ないかな」ってスルーしてしまいます。

なので、「メルカリ、何やってるんだ!それは規制しないとダメだろ!」っていう強い意志と正義感から書いているわけではありません。

昔付き合っていた彼女に100万円を超える借金があった

もう、かれこれ8年くらい前の話ですが、当時付き合っていた彼女には100万円を超える借金がありました。

借金の概要は曖昧ですが、確か

  • ショッピングのカードローン
  • キャッシングのカードローン
  • アコムなどの金融ローン

がメインだったと思います。何にそんなにお金を使ったのかわかりませんが、聞いてみると、返済の利息が膨らんでいってるような、そんな感じでした。元彼にも借金があるとも言ってました。その金額が別れるまで一度も教えてくれませんでしたが。

確か、クレジットカードは3枚ほど持っていました。常にどれかしらのカードはキャッシングもショッピングも上限枠に達していました。

当時、彼女は22歳。ぼくはすでに社会人でしたし、借金どころか”貯金が趣味ボーイ”だったので、「このままで大丈夫か…?」と不安になる日も多かったのを覚えています。ちなみに同棲状態でしたが、ぼくが銀行の預金残高を見せることは一度もありませんでした。何か危険を察知したんでしょうね。若かりし頃のぼく、グッジョブ。

その場しのぎの借金返済

サラ金などの闇金融には(たぶん)手を出していなかったのが救いでした。いや、もしかしたら教えてくれなかっただけで、あったのかもしれません。

彼女は、毎月のキャッシングのクレジット返済に引き落としが終わり、上限枠が解放されると、すぐにキャッシングをしてお金を引き出していました。

なんのためか?

そうです。他のクレジットカードのキャッシング返済のお金を振り込んで上限枠を解放するためです。

クレジットカードのキャッシング上限枠を解放するために、他のカードで上限枠までお金を引き出す。まったくもってサラ金の利息返済に堕ちていく状況と同じです。こんな世界は”闇金ウシジマくん”くらいでしかお目にかかったことはありません。リアルな世界では、後にも先にもこの時だけです。

なので、返済の利息ばかりが増えていき、借金も減りません。

フリーターとして仕事はしていた

もちろん、そんな返済の仕方では一瞬で人生終了です。上限枠は決まってますし、その枠内で借金返済し続けるなんてことは不可能です。

フリーターとして、毎月だいたい15〜20万円の収入はもらっていました。

普通に考えると、15万円の収入があれば、生活なんてなんとかなるんですけどね。”同棲状態”といっても、家賃・生活費その他はぼくがすべて払っていましたし、彼女が支払っていた固定費は駐車場・携帯代くらい。

それでも給料日には10万円くらいの支払いにお金を持って行かれてました。なんの支払いなんだろって思ったら、クレジットカードのショッピング枠の引き落としがあったんですね。

なるほど。現金がないので、支払いはクレジットカード。

いつまでたっても借金は減らないわけです。

しかも、同棲が始まって、いままで使っていた固定費が不要になったので、買い物も捗ると…。正直アホなんじゃないかって思った時もありましたが、”恋は盲目”ってこういうことを言うんでしょうね。受け入れてましたから。

あのまま付き合っていたら…

もし、別れることなく付き合い続けていたら、どうなっていたのか?

きっと結婚してたでしょうね。同棲してるくらいですから。そうなると、その借金はぼくにも降りかかってくるわけです。なんとかして返済するんでしょうが、もしかしたらいまだに借金に苦しめられていたかもしれません。それどころか、借金は増えているかもしれません。

何が言いたいかっていうと、

「借金は、自分だけでなく”まわりの人”も巻き込んで不幸にする」

っていうことです。

その場しのぎの現金化。その場しのぎの借金返済。なんとかしなければいけない状況もわかりますが、どんどん深みにはまっていく。特にカードを多用している人やツケ払いを多用している人は、どれだけのお金を使っているかが把握できていない。

自分だけ不幸になるならいいですよ?でも、まわりを巻き込んで不幸にしないでください。

そんな自分自身の経験から、メルカリの『現金売買』がどれだけ危ないことか、お話しようと思います。

『記念硬貨』や『貨幣コレクター』向けなら良いと思うよ

メルカリで、『お金』とか『貨幣』って検索すると、いろんなものが出てきます。

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記念硬貨コレクターの人にとってはありがたいシステムですyね。ネット上で不要になった人から記念硬貨を譲ってもらえる。

この場合は、”趣味”です。Amazonでマンガ全巻一気大人買いしているのと同じです。

なので、記念硬貨の売買はいいと思ってます。「記念硬貨を買い物で使う」っていう人はそうそういないですからね。コレクターの方に重宝するアイテムなだけです。

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”昔の貨幣”もコレクターにとってはテンションが上がるアイテムですね。切手とかテレカとか集めているのと一緒。使うわけじゃないので。

飾ったりして、自分で愛でて喜ぶだけです。骨董品を集めているのと同じです。

なので、この出品に関しても、値段設定に関しても、ぼくは何も言いません。

『ピン札』を売買するのは、ギリギリ受け入れる

結婚式のご祝儀でピン札が必要なんだけど、銀行に行く時間がないから困っている」

っていう人もいるでしょう。世の中は大ブラック企業時代ですから。最近こそ、銀行のATMでもピン札をおろしたり両替できるようになりましたが、すべての銀行ATMで可能なわけではありませんし、銀行ATMが稼働している時間に銀行にいけなければ入手は不可能です。

そんな方向けに出品しているなら、まだ良心的です。

ピン札が必要な状況は、ほとんどが結婚式だと思うので、

  • 30000円分のピン札:販売価格30500円
  • 50000円分のピン札:販売価格50500円

とか、500円くらい手数料欲しいな…ってう感覚なら良いんじゃないかなって思います。

『普通の現金』を手軽に売買できる状況がヤバいんだ

一番ヤバいのは、普通の現金を手軽に売買している状況。

売る側は”ローリスクハイリターン”

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こちらはピン札ですが。1000円札50枚セットで65000円で売買されています。その差額15000円。

販売側は、売れなくても元手がかかっているわけではないし、売れれば上乗せ分が入ってくるし、商売としては現状”ローリスクハイリターン”ですね。

だって、50000円を出品するために必要なのは現金だけ。モノを売買する”せどり”のようなモノは、在庫を持たなければいけないし、在庫が掃け切らないリスクもあるけど、現金は現金だから、何のリスクもない。強いてリスクをあげるとしたら、メルカリで問題になって、出品できなくなることくらい。

金融業・貸金業でもない一般人が、”お金がお金を産む”ための最高のアプリですね。こうしてお金のある人の元へお金が舞い込む流れができました。

もし、ぼくに過去の経験がなければ、同じことをやっていたかもしれません。お金がお金を産むシステムなんて最高ですからね。一番手っ取り早い。50万円くらい資金があって、うまく売買できれば月15万〜20万円くらいの利益を出すことができます。

買う側は”ハイリスクローリターン”どころか泥沼

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こちら売れてます。泥沼に足を突っ込んだ人がすでに存在してます。

説明にも書いてある通り、この1万円札はピン札ではありません。みなさんおお財布に入っている1万円札となんら変わりのない紙幣です。

50000円の紙幣に付いている価格は60000円。売る側は1万円の利益がでるという仕組み。

なぜこんな売買が成り立つのでしょうね?

ぼくの昔の彼女も、こんなシステムがあったら買ってたでしょうね。間違いなく。借金に追われている人の最大の悩みは「現金が手元にない」ことです。どうしても現金が入り用になった時、銀行から現金を引き出すこともできないしキャッシング枠も上限いっぱい。

そんな時、クレジットカードで決済できるメルカリでの現金化は”最後の助け舟”になりうるわけです。クレジットカードのショッピング枠現金化と同じカラクリですね。

これって結局、借金に借金を上塗りしているだけなんですよね。

現金が入り用になる時ってどんな時ですか?生きてて、絶対に現金が必要っていう瞬間はそうそうないはずです。

友人の結婚式?

友人と飲みに行く?

会社の飲み会?

デート?

断れ。いまの自分の状況から脱却することを一番に考えろ。

じゃないと、あなただけでなく、まわりの人たちも不幸にしてしまうよ。

もっと、まわりを見て。あなたのことを心配して助けてくれている人たちがたくさんいるよね?

その人たちに悲しい思いをさせてしまうの?

そんなの、イヤだ。

だから、一歩踏みとどまって。

泥沼に堕ちていかないで。

手軽に使えるアプリだからこそ『現金売買』がなくなってくれたらなって思う

ぼくは、あなたの借金が心配なんじゃない。

あなたのまわりにいる人たちが巻き込まれていくのが心配なんです。

どうか、巻き込まないようにして欲しい。

そして、手軽に使えるアプリだからこそ、『現金売買』がなくなってくれたらなって思います。

メルカリ、ZOZOタウンの問題を受けて、思ったことを書きました。

4/25追記 現金売買の一部が禁止になりました

4/24(月)付けで、メルカリでの現金販売が禁止になりました。

メルカリに現金の出品相次ぐ 運営会社が禁止の措置(NHK NEWS WEBより)

メルカリ運営側も自体を重くみて、今回の禁止に踏み切ったようですね。

メルカリでは品物の代金はクレジットカードなどで支払うことができ、ソーシャルメディアなどでは、「すぐに現金がほしい人や何らかの理由でクレジットカードのキャッシングを利用できない人に向けた、新手の現金化ビジネスでは」といった指摘が出ていました。

運営会社では希少価値の高いコインなどの出品の要望があったことから、規約では現金の出品は禁止していませんでしたが、最近相次いでいるケースは、「規約で禁止しているマネーロンダリングを目的とした行為にあたるおそれがある」として、22日付けで現行貨幣の出品を禁止したということです。

運営会社によると、すでに売買が成立したケースもあるということで、今後は監視を強化して、規約に反する出品は見つけしだい削除していくということです。

といっても、抜け道を探すのが日本の伝統。

さっそく、新しい手法での『現金取引』が行われています。

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Suicaに高額チャージして、売買する手法が出回っているとのこと。ぼくが調べた25日(火)現在は5ケタを超えるチャージ金額のSuicaは表示されなかったので、運営側に出品削除をされているのだと思いますが…。

『その場しのぎの現金化』ではなく、もっと違う方法で救済できる機関があればいいんですけどね…。

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